PROJECT
諏訪御枕屏風アーカイブ - 諏訪市指定有形文化財
解説
長野県諏訪市小和田の八釼(やつるぎ)神社蔵。
1978年に市の指定有形文化財のひとつちして指定された御枕屏風。
高さ約1120mm、六曲一双の屏風。
高島三代藩主ダダ春が画工に命じて作らせた作品で、高島版領内全域の実景が描かれている。
左隻には大きく諏訪湖が描かれ、高島城をはじめ、城下町、集落が細かに記されており、
当時を知る貴重な資料であるとともに、桃山時代の流れを継ぐ優れた美術品。
概要
今回、原本の保存と公開の矛盾を解消するために、この作品の現状[2006年現在]を
デジタルグラフィック表現技術でアーカイブする。
諏訪市博物館ではこの御枕屏風のデジタルアーカイブ化を機に、
今年[2006年]10月27日~12月2日まで企画展「御枕屏風展(仮)」を開催する。
工程
01 スキャニング(入力)
今回は文化財であることを踏まえ、原本の保護を最優先に考えたうえで可能な限りの
高品質スキャンデータを得るために非接触ダイレクトスキャナを使用。
今回の屏風は一曲の高さが約1120mm、幅が500mm。
使用したスキャナは1度に最大2000mm×2000mmまでスキャニング可能。
障壁画等の非常に大きな作品にも対応できる。
学芸員の方の立ち会いのもと慎重に開梱

畳んで収納・保存されていた原本を開く

非接触スキャナに設置

02 色・質感調整
原本を移動させることはできないため、オペレーター自身が現地で原画を確認。
その後、帰社し、覚えた作品のイメージを頼りに、出力した物とのズレのある箇所を幾度となく調整・出力をしていく。
左から順に、未調整、調整途中、完成

03 色校正
完成したデータを出力し、色校正を行う。
色調整し出力した物と、原本との比較

原本との差を確認する

さらに細部にいたるまで、色・質感に違いがないか確認する

04 校了
校了後、屏装。












